吉村洋文氏と松井一郎氏がリード。維新が資料に%ではなく‰を使用する?
大阪ダブル選挙は吉村洋文氏と松井一郎氏がリードしているとして
おり、今後の情勢から目が離せません。
大阪府知事・市長選共に維新がリード。
大阪府知事・市長ダブル選挙は自民党による調査では、3月16日と17
日に自民党が行った情勢調査で、大阪市長選に関して松井一郎氏が41.
8%で柳本顕氏が45.5%という調査結果が出たとして結果が出て柳本
顕氏がリードしていたようですが、その後3月23と24日の調査では
松井一郎氏が2ポイントほどリードしているという結果に変わったよ
うです。
読売新聞の調査では
府知事選では、前大阪市長の吉村洋文氏が知名度を生かし、自民
党が擁立した元副知事の小西禎一氏を一歩リードしている。大阪
市長選は、前知事の松井一郎氏と前大阪市議の柳本顕氏が競り合
っている。
以上。読売新聞ソース。
とこちらも吉村洋文氏と松井一郎氏がそれぞれリードしている調査結
果が出ています。もちろん2割ほどが投票先を決めていないので、ど
うなるのかはわかりませんが、言えるのは大阪府知事選挙は吉村洋文
氏が安泰で、大阪市長選挙は松井一郎氏が優位であるものの油断が出
来ないと言った状況でしょうか。
知事選では、地域政党「大阪維新の会」の政調会長で前大阪市長の
吉村洋文氏(43)が、自民党推薦で元副知事の小西禎一(ただかず
)氏(64)をリード。市長選では、維新代表で前知事の松井一郎氏
(55)が、自民が擁立した元市議の柳本顕(あきら)氏(45)に対
し、やや優位に選挙戦を進めている。
以上。毎日新聞ソース。
ただし維新候補の2人がダブル選挙に勝利を得たとしても同日に行われ
る大阪府議会選挙と大阪市議会選挙で両方過半数を取らないと大阪都構
想の住民投票へ持っていくことはできないので、両議会選挙どちらかが
過半数を取れないとなると、現状のままとなってしまいます。
‰を使用する維新。
ところで「‰」というのをご存知でしょうか?「%」というのはほ
とんどの人が知っているでしょうが「‰」というのはなじみがない
方も多いと思われます。
%が1/100を表すのに対して、‰は1/1000を表す単位であり、0.1
%だと1‰であり1%だと10‰になります。で、この‰という単位を
維新が資料に使用しているのです。
大阪維新の会は政策チラシの中で「こども・教育の予算推移」という
のをグラフに表しているのですが、そこに使用しているグラフに%で
はなく‰を利用していたのです。
「7年で8倍!」とうたうこのグラフでは、大阪市の一般会計に
占めるこども・教育予算が5%未満から7年で30%にまで増え
ているように見えるが、よくよく目を凝らすと、予算比率の単位
は「パーミル」と書いてある。パーミル(‰)は千分率。鉄道線
路などで、パーセント表示できないような緩い勾配を表すのに使
われる単位だ。1‰=0.1%。実際は約3%なのに、単位のト
リックを使って成果を10倍に見せている。
以上。日刊ゲンダイソース。
‰という単位は主に鉄道線路の勾配や海水の塩分濃度等で使用され
、出生率や死亡率の統計で1/1000単位がよく出てくる際には使用さ
れる事はあるそうですが、選挙での使用される事はあるのでしょう
か?
あまりこの辺の資料には詳しくないので‰の使用がおかしいと断定
するつもりはないのですが、もし一般的でないとするならば、誤解
を与えるような単位は使用しない方がいいでしょう。