外ナンバーの国別一覧。治外法権ともされ事故の懸念やロシアの駐車違反が。
2021/02/11
外交特権として存在しているものの1つに「外ナンバー」というのが
あるのですが、近年外ナンバーを悪用する大使館が問題化しつつある
ようです。
反則金踏み倒しが横行か。
「外ナンバー」なるものが日本には存在しておりましして、外ナンバ
ーとは「青ナンバー」ともいい、外ナンバーと呼ばれる特別なナンバ
ープレートがり、これは外務省が日本の各国大使館が所有するクルマ
に対して発行しておいる自動車登録番号票となっています。
この外ナンバーですが、外ナンバーにはクルマは外交特権があり、速
度違反や駐車違反も関係なしというすごい代物なのだそうです。
ただし日本の道路を走行するからには、交通違反があった場合にはの
取り締まり対象になるにはなるのですが、ところがこれらの違反で発生
した反則金はほとんど納められることがないのです。
この反則金を踏み倒している外ナンバー車の国別件数を見ると、1位は
ロシアで約25%、次いで2位が中国が約20%でこの両国を併せると約4
5%と半分に近い数字となっているのです。その理由は他国の在日公館
より人数がかなり多いのが理由だそうですが、人数に関わらずなんとも
モヤモヤ感がする話であります。
さらには踏み倒したにより時効となった件数は2017年3000件にも及
び放置違反金の合計は4500万円以上であり、それでも特権により逮捕
はされないのです。これはウィーン条約に基づいおりこれらは裁判や
差し押さえが免除される「外交特権」が根拠となっていて、それによ
り外交官は逮捕が免れるというのです。
さらにはガソリン代が半額で、都心の各国大使館が集中するガソリン
スタンドには「TAX FREE」と書かれており、これは外ナンバーの車
は税金がかからないという意味になるとしてます。半額というのはガ
ソリン税、石油税、消費税がかからないので、そうなると価格の5割
近くが税金免税・・・つまり半額という事になるのです。
ガソリンにはガソリン税、石油税、消費税が課せられており、店頭
価格の5割近くが税金となるが免税となる「外ナンバー」車は店頭
価格の半額近い値段で給油可能となる。(中略)ごくたまに「外ナ
ンバー」車が訪れるというが、現場のスタッフがその制度を知らな
いこともあり会計処理が大変面倒なことになるそうだ。
以上。carviewソース。
外交官ナンバーは4種類あり
「外」の文字が○で囲まれたものは、特命全権大使の専用車につけ
られるナンバー、「外」が付いたものは大使館員の公用車につけら
れるナンバー、「領」が付いたものは領事館員の公用車につけられ
るナンバー、「代」が付いたものは通商代表部の公用車につけられ
るナンバーとなっています。
以上。くるまのニュースソース。
外ナンバー数字には型番が定められていて、4桁または5桁の数字の最初
の2~3桁が国番号で、後の数字は登録された順番に振られる数となります。
とまあいろいろと特権があるのですが、近年は駐車違反系でこの制度を
悪用する大使館もあるので、国としても今後も横行するようであれば、
何らかの対策が必要となってくるかもしれません。
01 アフガニスタン
02 アルジェリア
03 アルゼンチン
04 オーストラリア
05 オ-ストリア
06 ベルギー
07 ボリビア
08 ブラジル
09 ブルガリア
10 ミャンマー
11 カナダ
12 アルメニア
13 スリランカ
14 チリ
15 ザンビア
16 コロンビア
17 コンゴ
18 コスタリカ
19 キューバ
20 チェコ
21 デンマーク
22 ドミニカ
23 エクアドル
24 エルサルバトル
25 エチオピア
26 フィンランド
27 フランス
28 ガボン
29 ドイツ.
30 ガーナ
31 ギリシャ
32 グアテマラ
33 カタール
34 ハイチ
35 バチカン
36 ホンジュラス
37 ハンガリー
38 韓国
39 インド
40 インドネシア
41 イラン
42 イラク
43 イスラエル
44 イタリア
45 コートジボアール
46 セネガル
47 韓国
48 韓国
49 クエート
50 ラオス
51 レバノン
52 リベリア
53 マダガスカル
54 マレーシア
55 メキシコ
56 モロッコ
57 ネパール
58 オランダ
59 ニュージーランド
60 ニカラグア
61 ナイジェリア
62 ノルウェー
63 パキスタン
64 パナマ
65 パラグアイ
66 ペルー
67 フィリピン
68 ポーランド
69 ポルトガル
70 ルーマニア
71 サウジアラビア
72 シンガポール
73 スペイン
74 スウェーデン
75 スイス
76 タンザニア
77 タイ
78 トルコ
79 ロシア
80 エジプト
81 イギリス
82 アメリカ
83 アメリカ
84 アメリカ
85 ウルグアイ
86 ベネズエラ
87 アメリカ
88 セルビアモンテネグロ
89 リビア
90 バングラディッシュ
91 中国
92 ギニア
93 スーダン
94 スロベニア
95 アイルランド
96 モンゴル
97 スロバキア
98 アラブ首長国連邦
99 ヨルダン
100 ベトナム
101 パプアニューギニア
102 チュニジア
103 シリア
104 ケニア
105 オマーン
106 ルワンダ
107 フィジー
108 イエメン
109 ジンバブエ
110 ソマリア
111 ブルネイ
112 ルクセンブルグ
113 カメルーン
114 ジブチ
115 ミクロネシア
116 モーリタニア
117 ナミビア
118 EU 欧州連合
119 南アフリカ
120 ジャマイカ
121 マラウイ
122 クロアチア
123 モザンビーク
124 ブルキナファソ
125 カンボジア
126 ウガンダ
127 ウクライナ
128 ベラルーシ
129 マーシャル
130 ウズベキスタン
131 カザフスタン
132 ボツワナ
133 エストニア
134 リトアニア
135 ボスニア&ヘルツェゴビナ
136 アンゴラ
137 アイスランド
138 ベリーズ
139 マリ
140 サンマリノ
141 ベナン
142 エリトリア
143 キルギス
144 バーレーン
145 アゼルバイジャン
146 アルバニア
147 ラトビア
148 ティモール
149 モルジブ
150 レソト
151 中国
152 ジョージア
153 タジキスタン
154 サモア
155 トーゴ
他にも数字が存在するかもしれません。
2019年度に時効を迎えた不納欠損件数(踏み倒し)は計2736件で、日本
に大使館を置く155カ国のうち半数超の88カ国に上ります。
最多はロシアの1101件、2番目は中国の416件で、2つの国で全体の55%
を占めたというのです。