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東京医科大学入試の女子減点はなかった?あった場合は賠償請求は可能か?

      2018/08/05

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東京医科大の女子受験者の減点問題で、今後の展開次第では訴訟へと発展

する可能性があるかもしれません。東京医科大は裏口入学の件も含めどの

ような対応をするのでしょうか?

 

東京医科大の女子減点で訴訟は可能か?

今回さらに問題となっている東京医科大の女子減点の問題ですが、この件

に関して仮に訴訟を起こすとなれば訴訟は可能なのでしょうか?

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訴訟となると受験料や試験などに費やした時間などが訴訟の対象になるよ

うですが、請求に関しては不合格との因果関係が認められる可能性があり

請求が可能でかつ、入学機会を失いその事による精神的苦痛についても、

請求がある程度は可能としています。

(前略)仮にその後医師になれなかった場合、生涯収入に関する逸

失利益を損害として認めるかどうかは、入学後中退する可能性や国

家試験の合格率を考慮すると、争いが生じるものと思います。もっ

とも、女子は男子よりも国家試験の合格率が高いといった統計上の

データを重ねることで、一定程度、相当因果関係が認められる余地

はあるかと存じます」 

以上。弁護士ドットコムニュースソース。

 

少なくとも2011年から行われていたという事で、訴訟となるとおそらく

は集団訴訟となるのでしょうが、東京医科大については他にも裏口入学

などの問題もあり、すべてを解決するにはかなりの時間を要するものと

思われます。和解が一番の解決策なのでしょうが、問題が問題なだけに

なかなか前に進まない可能性も考えられます。

 

女性減点はなかった?

ところがここに来て東京医科大学が内部調査をしたところ1次で女子の減

はなく、3次の小論文で複雑な計算式を用いて減点していたことが判明

したというのです。

 

計算式というのは1次と2次の結果が出た段階で、全員の小論文の得点に

一律「0.8」の係数を掛けて減点したとしており、男子の場合は減点後に

現役と1浪と2浪の受験生に一律20点を加点し、さらに3浪に10点を加え

ていとしています。逆に女子と4浪以上の男子には一切加点していません

でした。つまり2浪までの男子に関しては、従来よりも小論文の得点が増

えた可能性があり、女子と3浪以上の男子の得点に関しては抑制され合

者数が抑えられていたと読売新聞は報じているのですが、何ともややこし

話であります。

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なぜこのような事が起きたのか?

東京医科大学では、2011年以降に点数調整を行っているのですが、200

9年度の最終的な合格率は男子が7.9%に対し女子は5%で、合格者に占め

る女子の割合は24.5%となっており、2010年度は男子が8.6%に対し女

子は10.2%で女子の合格者は38.1%となっていました。

 

 ところが2011年度以降を見ると合格率は男子が4.8~8.8%で女子が2.9

~6.4%となっており女子への減点が常態化している現状が見て取れます。

2018年度は女子が合格者に占める割合は17.5%にまで下がっています。

偏差値に換算すると女子は3か4ぐらい高いという話もあります。

 

文科省の学校基本調査では2016年春の医学部の割合男子が高いのに対し

て、他の学部では男女差がほとんどないところもあれば反対に女子の方が

高い学部もあり医学科のみが特殊ともいえる傾向があります。他の理系学

部では農学系で1.74ポイント、歯学系で3.33ポイント女子の方が高くなっ

ています。

 

この理由として

「女性医師は結婚や出産で職場を離れたり、深夜勤務ができなくなっ

たりして、偏在の問題が起きる。これを避けるため、女子合格者を三

割程度になるよう調整していたようだ」

以上。東京新聞ソース。

 

として女性医師の離職の高さを理由としているのですが、果たしてこの処

置により偏在の問題なるものは解決ができたのでしょうか?仮にできたと

しても正当化する理由にはならずましてや「必要悪」という理由は通るは

ずもありません。

 

しかもここで問題となってくるのが、東京医科大学がかつて以前受けた女

性研究者のための補助金の件です。文部科学省が公募した「平成25年度女

性研究者研究活動支援事業(一般型)」で、3年間に受ける補助金総額は8

026万4000円となっており、2013年の東京医科大学のHPには2013年10

月28日分に「女性研究者が増えることから本学の女性研究者支援体制の整

備は急務であると言えます」と記載されているのです。

 

しかし実際は2011年以降の試験に女子の受験者が減点されていたのです。

この問題はかなり闇が深いのかもしれません。

 

東京医科大学だけの問題ではない?

ただ今回の女子減点の問題については、東京医科大学のみの現象ではな

いのではとの指摘もあります。東京医科大のみならず国立や公立も女性

の合格率は3%~4%程低い傾向にあります。

 

さらに医師国家試験に関して男女合格比率の推移を見ると2000年以降は

女性の合格者の割合が常に30%台となっているのです。合格率では女性

の方が高くなっています。

 

今後の展開次第では次々に問題が明るみに出てくる事も予想されます。

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