喘息(ぜんそく)の原因にゴキブリが?高齢者に発作が多い?英語では?
2017/06/20
ゴキブリがいろいろな病原菌を運んでくる事は知られていますが、ゴキ
ブリの生態によるものが起因とするぜんそくが存在する事はあまり知ら
れていないようです。
英語ではsthma、phthisis、spasmodic asthmaなどとされています。
夏のぜんそくはゴキブリが原因?
夏といえばゴキブリが活躍する時期なのですが、この夏にぜんそくが
起きやすい場合、ゴキブリがぜんそくを引き起こしている可能性があ
るというのです。
ぜんそくによる死亡率
ぜんそく・・・正確には気管支ぜんそくですが、原因としてはダニや
ハウスダストなどが言われるのですが、ゴキブリが原因になりうる場
合があるというのです。
「米国の都市部の一部では、ダニよりゴキブリが原因の方が多いこ
とが分かっています。国内のぜんそく患者のゴキブリアレルゲンの
抗体保有率は約30%。その保有順位は、どの世代においてもベス
ト10以内です」
細かくいえば、なぜか30~40代よりも50~70代の患者の
方が保有率は高いという。
以上。夕刊フジソース。
ぜんそくとは不思議なもので、子供時代から発症している人と大人と
ではぜんそくの原因が違う場合があり、大人のぜんそくについては特
にハウスダスト系が多い傾向があります。
ゴキブリが引き起こすぜんそくに関しては、ゴキブリの糞や虫体の破
片などを吸い込んだ結果ぜんそくが起きるとして、そゴキブリが最も
繁殖する夏にぜんそくがおきやすいのです。
「夏にせき症状が出る病気には、カビを吸ってアレルギー性の肺炎
が起こる『夏型過敏性肺炎』もあります。ただ、ゴキブリぜんそく
はアレルゲンを吸ってすぐ発作が出ますが、夏型過敏性肺炎は吸っ
てから6~12時間してからせき症状が出るところが違います」
以上。夕刊フジソース。
となっていて、どちらにしてもこまめな掃除が求められるので、ゴキブ
リに侵入されないようにしなければいけないのですが、普段から気を付
けている人はゴキブリぜんそくにはならないのでしょう。
広告ぜんそくによる死亡率
ぜんそくによる死亡率は厚生労働省は2004年(少し古いのですが)の
調査で、10万人あたりの死亡率の全国平均は2.6人だったとしています。
その内10万人あたりの死亡率が4.0人以上の多い順に鹿児島県、徳島県、
愛媛県、鳥取県、岡山県、高知県、長崎県、沖縄県となっていて、10万
人あたりの死亡率が.0人以上 4.0人未満は、北から岩手県、秋田県、山形
県、福島県、茨城県、山梨県、富山県、石川県、福井県、島根県、山口県
、香川県、佐賀県、熊本県、宮崎県となっており、近年は死亡率が減少傾
向にあるようですが、高齢者の場合は免疫力も含め注意が必要で熱中症と
併せて対策が必要となってきます。
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