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捜索願いの現状は。未成年・成人の受理数は?公開捜査になる場合も。

      2017/11/06

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神奈川県座間市のアパートで見つかった9人もの犠牲者について、なぜこれ

まで見つからなかったのかという見方とそれにまつわる捜索願いの現状を見

ていきます。

 

捜索願いはどのような現状なのか?

埼玉県座間市で9人もの遺体が見つかり、警察は身元の確認作業をしている

のでうすが、捜査当局に「自分の子供ではないか」との問い合わせがいくつ

か寄せられている事がわかっています。ちなみに2010年4月に「家出人」を

「行方不明者」、「捜索願」を「行方不明者届」と名称が変更されています

が、ここでは「行方不明者届」を「捜索願い」としていきます。

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ところで年間8万件近くの捜索願いが出されているということなのですが、捜

索願いの現状はどうなっているのでしょうか?捜索願いは出すべき対象者に対

して誰でも出せるものではなく

 

恋人

親権者

配偶者

同居人

行方不明者の雇用人

親族や保護者

行方不明者と親しい関係者

 

等に限られてきます・・・要は面識のない他人でなければほぼ誰でもOKという

事になるのですが。ただ捜索願いを出したからじゃあ捜査をしましょうという

事ではなく、捜索願いを出した人に対象者に関する情報やいなくなった状況を

聞き出した上で「一般家出人」「特異行方不明者」かを分析し、捜索の必要性

の有無を検討します。

 

一般家出人と判断された場合、警察は失踪者が自らの意思でいなくなったと判

断しますので、捜査に関しては比較的小規模な範囲を行われ同時に警察のコン

ピュータのデータベースに一般家出人の写真・情報等が登録され、全国の拠点

から閲覧できます。

 

特異行方不明者と判断された場合、警察は失踪者が自らの意志ではなく何らか

の外部による要因でいなくなったと判断し、生命の危険があると判断した場合

に速やかに捜査する事となります。そして事件性が高まれば公開捜査となりま

す。

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捜索願いの件数は?

これまで捜索願いはどれほどの件数が受理されているのでしょうか?警察庁生活安

全局生活安全企画課のデータを元に見ていきます。

西暦総数成人未成年所在確認数
1956年85.719     
1957年85.510     
1958年85.096     
1959年83.236     
1960年85.867     
1961年87.601     
1962年84.430  44.83439.596 
1963年84.19843.55040.64842.48241.716 
1964年88.28645.64842.63844.14644.140 
1965年87.32444.06943.25544.35542.969 
1966年91.59346.14445.44946.78344.81063.667
1967年93.42846.14347.28548.82244.60664.914
1968年96.06946.03750.03250.94045.12968.737
1969年94.89545.62249.27351.07443.82167.382
1970年100.75349.19551.55855.76144.99274.218
1971年97.03546.71950.31656.29240.74372.176
1972年90.46043.36047.10053.12637.33468.519
1973年90.44743.93946.50854.17936.26870.523
1974年84.33139.95344.37851.61432.71766.001
1975年91.84543.33048.51553.69438.15173.415
1976年94.12144.30549.81653.71440.40778.461
1977年95.45745.08950.36854.54740.91081.912
1978年101.04747.28053.76755.35745.69086.660
1979年100.05147.45052.60155.98044.07186.811
1980年101.31848.39852.92055.20646.11288.821
1981年104.62450.67153.95357.01847.60690.352
1982年105.65353.43552.21859.19046.46395.013
1983年115.23658.85456.38268.30946.92799.100
1984年104.18753.67050.51762.78941.39890.648
1985年96.75350.26846.48556.19040.56387.523
1986年95.39949.72945.67055.44739.95284.430
1987年90.62646.97443.65253.17237.45482.510
1988年90.49046.57743.91352.91237.57883.345
1989年92.20047.08145.11952.85739.34382.472
1990年90.50847.04743.46153.11137.39780.666
1991年88.58446.95941.62554.97533.60979.505
1992年85.26946.99538.27456.35928.91076.110
1993年81.45846.14535.31355.38126.07772.403
1994年82.28746.91335.37456.69425.59371.969
1995年80.03046.18533.84556.13923.89170.490
1996年85.15749.09836.05959.65825.49972.289
1997年86.37250.19836.17460.39725.97572.439
1998年89.38853.46935.91963.88125.50776.403
1999年88.36253.53934.82364.33624.02676.389
2000年97.26858.94638.32271.85425.41483.730
2001年102.13060.58141.54975.18926.94186.633
2002年102.88063.15139.72978.79824.08288.323
2003年101.85563.81938.03678.79323.06289.734
2004年95.98961.27634.71374.48721.50285.199
2005年90.65057.70632.94470.38020.27081.297
2006年89.68856.88932.79969.33620.35282.073
2007年88.48955.61132.87868.29020.19982.387
2008年84.73953.57031.16964.67020.06978.668
2009年81.64451.82829.81662.30019.34479.936
2010年80.65551.70628.94961.12319.53278.467
2011年81.64351.04130.60262.58719.05674.829
2012年81.11152.18728.92460.81120.30079.730
2013年83.94853.91630.03263.14720.80182.182
2014年81.19352.73628.45762.46118.73279.269
2015年82.03553.31928.71664.06417.97180.232
2016年84.85054.64430.18666.60018.25083.865

 

2016年度は84850件の捜索願いが受理されており2015比で約1%の上昇と

なっているものの近年は8万人程で推移しています。性別では男性は5万人

以上で女性が3万人程度となっておりこちらも近年同じ傾向が続いています。

 

年    代9歳以下10歳代20歳代30歳代40歳代50歳代60歳代70歳代80歳以上全  体
行方不明者数90017.07116.00510.8278.9805.8565.7158.5588.12382.035
人口(万人)1,0501,1591,2781,5681,8551,5571,8241,4151,00412,710
人口10万人当たりの行方不明者数8.6147.3125.26948.437.631.360.580.964.5

 

2015年の捜索願いを出された人物を年齢別で見ると、20歳代が最も多く17071

人となっていて次いで10歳代が16005人となっています。数年間での傾向では

10歳代が低下傾向・20歳代が増加傾向・80歳以上がやや増えておりそれ以外は

ほぼ横ばいとなっています。今回の座間市での事件も10代か20代の人物が被害

の中心となっているのも傾向としては納得のいくものかもしれません。と言って

もいずれ身元が分かるであろう被害者の関係者が捜索願いを出していたかどうか

は定かではありませんが。

 

 発見死亡確認帰宅等確認、その他合計
受理当日16.86780516.93134.603
2日~7日11.7801.65713.74027.177
8日~14日1.0822921.8393.213
15日~1か月1.1142491.5472.910
1か月~3か月1.4752722.0563.803
3か月~6か月9181161.0562.090
6か月~1年892911.6442627
1年~2年847751.2122.134
2年~14532143.6415.308
合計36.4283.77143.66683.865

 

2016年度の発見までの至る期間ですが、捜索願いを受理した当日に見つかるケー

スが意外と多く、そして時間が経つにつれて発見の数字が減っていきます。やはり

早期発見に尽きるという事でしょうか。

 

8万人という数字をどう見るかは人それぞれですが、警察に受理された件数を表し

ているので、実質的な数はもう少し多いのでしょう。行方不明になったからその

家族・関係者がすべて捜索願いを出すとは限りません。そこには親近者にしかわか

らない関係があり、場合によってはいなくなった事でその人物を忘れたいと思って

ういる関係者もいるのでしょう。

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