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軽井沢スキーバス事故、運転手の高齢化も一因か?バスの免許を取得するには?

      2016/09/14

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今回おきた軽井沢スキーバス事故ですが、運転手が65歳以上の

人に義務付けられている健康診断を受けさせていない事が明らか

になりました。

ここ最近で問題になっているバスの事故ですが、バスの事故の背景

の一つとしてバス運転手の高齢化が挙げられています。

 

バスの免許取得に必要な要件とは?

バスの免許を取得するには、「大型二種免許」が必要になります。

二種と書いてあるからには、当然一種もあるのですが、この違い

は何でしょうか?

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違いは「営業で使えるかどうか」です。通常の免許は「一種」とさ

れていて、営業以外の私的目的の運転は可能ですが、営業では「二

種」の免許が必要になるわけです。

自家用車を運転するには「一種」でいいのですが、タクシーを運転

するとなると「二種」でないとダメという事になります。

それと同じ理由でバスの運転免許も営業だと「大型二種免許」が必要

となるわけです。

一種(以降、普通免許)から二種への免許を取得する際の費用は、

普通免許(MT,大型両方)から普通二種だと22万円ほどかかるそうですが、

これが大型二種だと、MTの普通免許だと税込で56万円程、大型普通免許

だと税込で37万円程となっています。(東急自動車学校HP)より。

価格としては簡単に手を出せるものではないため、大型二種免許を持って

いる若い人は少ないのが現状です。

 

大型二種免許を持っている人はどれぐらいなのか?

では実際に大型二種免許を持っている人はどれほどいるのでしょうか?

20~24歳 1695人

25~29歳 10236人

30~34歳 25822人

35~39歳 55065人

40~44歳 79942人

45~49歳 91351人

50~54歳 96045人

55~59歳 108682人

60~64歳 150403人

65~69歳 117655人

70~74歳 110911人

75~79歳 123153人

80~84歳 60473人

85歳~  14928人

計    1046361人

警察庁運転白書より。2011年版。

今回の事故で亡くなられた運転手は65歳と57歳という事で大型二種

免許を持っている人がいかに高齢化している事が分かると思います。

もちろん、現地点では事故の原因はわかっていませんので、健康上

の問題とは決め付けられないのですが、ただ今後外国人観光客向けの

ツアーバスなどの需要も高まって来るでしょうから、ますます大型バ

スの需要は高まり、大型二種免許を持っている運転手の不足や高齢化

が問題になってくるはずです。

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そもそも運転手という仕事は心臓に悪い

バスに限らず運転手という仕事は心臓に悪いとされています。

タクシー運転手の場合は、運動不足なために脚の血管が詰まり、壊死

してしまう閉塞性動脈硬化症という病気を起こしやすいとされていま

す。

今はそれほどではないものの、昔はタバコを吸う人が多かったために

脳梗塞、心筋梗塞を起こす人も多かったようです。

 

バスの運転手は時刻表があるので、時間通りに到着しないといけない

ストレスがありそれが心臓に負担をかけています。しかも到着が遅れ

ると査定に響くとかでかなり心理的にはきついようです。

 

ただしこれは路線バスの話なので、今回のツアーバスとは関係ない話

のように聞こえますが、ツアーバスの場合深夜の運行も多く生活リズ

ムに苦労するようで、これはきちんと休みをとって寝ているから問題

ないという事ではなく、基本的な人間の生活リズムとして夜型の生活

負担の問題となっているのです。

 

バスの運転の高齢化問題、バス免許を取得するための費用負担、深夜

バスを運転する事への健康管理・・・これらを改善する方法は簡単に

は出てこないでしょう。待遇を改善するとなると必然的にツアーバス

の利用料金を上げるしかないのですが、簡単にはできそうにありませ

ん。国に対策を求めようにも策が出てくるとも思えません・・・、こ

れは思った以上に根が深い問題です。

仮に今回の事故の原因が健康問題以外だとしても、高齢化も含めて避け

られない要素には違いありません。

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