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無痛分娩の事故や死亡リスク、麻酔で痛みは和らぐのか?英語では?

   

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無痛分娩に関するニュースがいろいろと取り上げられていますが、

果たして今後無痛分娩はどのような道を辿っていくのでしょうか?

ちなみに英語で無痛分娩とは「painless delivery」と言います。

 

無痛分娩にのリスクや実施件数について。

無痛分娩が今よくない意味で注目をあびてしまっています。先日も

、意思疎通ができなくなるなど重い障害を負った母娘のニュースが

ありましたが、無痛分娩特有のリスクとはどのようなものなのでし

ょうか?

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日本で無痛分娩の方法として主流なのが「硬膜外鎮痛法」なるもので、

脊髄の近くにある硬膜外腔(こうまくがいくう)に麻酔薬を入れ、痛

みが子宮や産道から脳に伝わるのを遮断するという仕組みです。背骨

と背骨の間に麻酔薬を注入するわけです。

 

メリットはお分かりいただけるでしょうから省略しますが、デメリッ

トしては、麻酔によりいきむ力が入りづらく可能性により出産が長引

き、吸引器などで赤ちゃんを引っ張り出さないといけない場合がある

としています。ただしこのデメリットは麻酔による麻痺の事故とは直

接の関係はありません。

 

6年の間で298人の妊産婦が亡くなられているのですが、麻酔を使って

陣痛を和らげる無痛分娩を選択した人が13人いて、原因の内訳は1人

が麻酔による中毒症状で死亡で、12人は普通分娩であっても起こり得

る死因大量出血・羊水塞栓症が原因でした。

 

海外では無痛分娩はフランスで約80%、米国で約60%程だそうですが

これらの国のは出産の場合麻酔科医が常に常駐しているので、日本の

出産事情とは明らかに異なり海外のように大きな病院で無痛分娩を・

・・というわけにはいかないのです。

 

8月23日に厚生労働省の厚生労働省研究班の初会合では無痛分娩は出

産全体の6.1%だった事がわかりました。無痛分娩の割合は2014年度

4.6%、2015年度が5.5%、2016年度が6.1%と徐々に上昇していっ

ています。そしてその約半数が病院ではなく診療所で行われたことが

わかちました。

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単純に言えば診療所に麻酔科医がいれば事故が起きる可能性が減ると

いう解釈もできるのでしょうが、あまがせ産婦人科(福岡県大野城市)

の吉冨智幸院長は

「産科医も麻酔科医も人手不足。全ての診療所に麻酔科医を常駐さ

せるのは不可能だし、大病院でもお産の経験が乏しい麻酔科医と、

産科医との連携が課題となっている。『お産は安全にできて当たり

前』という考えではなく、きちんと説明を受け、納得した上で出産

に臨むようにしてほしい」

以上。西日本新聞ソース。

 

と無痛分娩における環境の問題を指摘しています。産科医が少ないの

は以前より指摘されていて理由は他の分野と違い訴訟リスクが高いと

されているからです。2006年(かなり古いのですが)医師1000人あ

たりの訴訟既済件数は産婦人科が16.8件と整形外科・形成外科の6.6

件や外科の5.4件に比べ著しく数字が高くなっています。

 

産科医は1ヶ月の平均労働時間は61時間となっていて法定労働時間で

ある40時間を大幅に超えているという過酷な労働環境を強いられてい

ます。

 

結局のところ連携と環境が重要という事で、無痛分娩のリスクを共有

し産科医と麻酔科医と2つの分野での体制の確立などが急務となるはず

です。

 

ただ産科医と麻酔科医の人数が足りない現状では早急な対策は期待で

きないでしょうから、無痛分娩の問題は今後も引きずるかも知れません。

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