セブンイレブンがドーナツをリニューアル。ミスタードーナツは店舗数減
2016/09/14
ここ最近のドーナツ戦争により、「ミスタードーナツ(ミスド)」
の売り上げは減少、同時にコンビニのドーナツ事業も不振でドーナ
ツそのものが冬の時代に陥るかもしれません。
ドーナツ業界が不振か?
ミスタードーナツを中心にセブン-イレブンも参戦したドーナツで
すが、ここ最近は市場が縮小傾向にあるようで以前ほどの勢いはな
いようです。
広告セブン-イレブンが参戦した際には大きな反響を呼んだのですが、2
016年に入りセブン-イレブンもテコ入れをしている状況で決して勝
ち組とは言えない状況です。
2016年3月期におけるミスドの全店売上高は914億円でしたが、
5年前の2011年3月期には1194億円、7年前の2009年3月期には
1338億円の規模がありました。ドーナツの売上げは毎年減少が
続いているのが実態なのです。
以上。THEPAGEソース。
本体であるダスキンの清掃事業はそれほど問題はないようですが、
外食産業が足を引っ張っている状態だとしています。ダスキンの
2016年3月期決算は売上高が1652億円で経常利益が 67億円とな
っておりこの減収減益の原因が外食産業にあるとされているのです。
2014年に大々的に始めたセブン-イレブンのセブンカフェドーナ
ツですが、現在のところ好調とは言えないようです。
2006年に参入した外国系のクリスピー・クリーム・ドーナツは、20
15年11月時点で全国に64店舗を展開していたものの、2016年4月以
降は47店舗に縮小しています。
日本に進出して10年目という事で事業計画の見直しをしているという
事で、当分は都市部に店舗を集中させる事になっています。
リスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパン(KKDJ)の若月貴子副社長
は「意志ある撤退」と主張しています。
若月貴子副社長はライバル店について、セブン-イレブンのドーナツが
ミスタードーナツの味に合わていると分析する一方、
「ミスタードーナツは、日本人のドーナツの味覚を作ってきた存在
ですから、同じ味・同じ価格帯では勝負になりません。甘くてふわ
ふわで軽い食感は当社商品の強みであり、差別化できる要因です」
以上。THEPAGEソース。
として今後の展開に自信を持ち2016年内をめどとして、来年以降は再
び地方に進出したいとしています。
広告結局は不況が原因なのか?
ドーナツ業界の競争もさることながら、ドーナツの売り上げの全体的
な要因をさぐるとやはり不況が原因かもしれませんようです。もちろ
ん、ドーナツ業界のみならずどこも不況なので不況を理由にするのは
適当ではないのかもしれませんが。
ドーナツを購入する層は主にファミリー層と若い女性。
少子化の影響でファミリー層の需要は確実に減少。
労働者の実質賃金が低下の影響。
それにともない学生などが気軽にドーナツやコーヒーを楽しめない。
少子化については昨日今日始まった話ではないように思われますが、
年数を重ねていく毎にこの影響は大きくのしかかっていくことにな
ります。加えて消費者を奪い合うドーナツ業界の激しい競争による
経営体力の低下など複雑な要素が絡み合う状況に今後各会社はどの
ような対応をしていくのでしょうか?
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