DeNAがマット・マクブライ ドを獲得?マイナー、メジャーでの打撃・守備成績は?
2016/11/16
DeNAが不振のロマックに代わる新た外国人選手として、マット・
マクブライドと契約交渉をするようです。DeNAは現在12球団ワ
ーストのチーム打率.223と、得点力でのリーグ最下位になってい
る現状をなんとか打開するべく獲得に乗り出したようです。
広告マット・マクブライドはどんな選手か?
マット・マクブライドは1985年5月23日、アメリカペンシルベニ
ア州生まれの30歳で、2006年にドラフト2位(全体で75番目)で
インディアンス入りしました。長いマイナー経験の後に2012年に
コロラド・ロッキーズでメジャー初昇格
し、2016年はオークランド・アスレチックスのAAAに所属してい
ました。 身長は189cmで、体重が98kgの右投げ右打ちです。
マイナー時代の成績は?
レベル | 試合 | 打数 | 安打 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 三振 | 四球 | 出塁率 | 長打率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Rk (2年) | 21 | 63 | 27 | 0.429 | 2 | 14 | 6 | 9 | 0.526 | 0.714 |
A- (1年) | 52 | 184 | 50 | 0.272 | 4 | 31 | 22 | 16 | 0.355 | 0.402 |
A (2年) | 116 | 460 | 131 | 0.285 | 9 | 73 | 59 | 43 | 0.351 | 0.437 |
A+ (2年) | 48 | 193 | 63 | 0.326 | 6 | 42 | 24 | 18 | 0.386 | 0.508 |
AA (4年) | 286 | 1056 | 291 | 0.276 | 43 | 182 | 151 | 78 | 0.336 | 0.483 |
AAA (7年) | 337 | 1304 | 412 | 0.316 | 50 | 233 | 160 | 75 | 0.351 | 0.529 |
計 | 860 | 3260 | 974 | 0.299 | 114 | 575 | 422 | 239 | 0.352 | 0.496 |
マット・マクブライドは比較的長い期間、マイナーリーグにいて
どのレベルでも安定した成績を残しているようです。特にAAAで
は通算でも打率を3割以上残していてDeNAの起爆剤としての可能
性を秘めた選手と言えます。出塁率も高く長打率も期待できる事か
ら現地点ではいい選手に目をつけたと言えるのではないでしょうか?
それほどパワーヒッターというわけではないのですが、四球の少なさ
を考えるとある程度早打ちをしてくる打者なのかもしれません。
メジャーでも初球に手を出す確率は75%と高い確率で振ってきています。
広告メジャー時代の成績は?
ではメジャーではどのような成績をのこしているのでしょうか?
チーム 試合 打数 安打 打率 本塁打 打点 三振 四球 出塁率 長打率
ロッキーズ (3年) 72 151 30 0.199 4 17 33 3 0.228 0.305
マット・マクブライドはロッキーズで3年間メジャーでの活動実績
がありますが、どの年もそれほどパッとした成績ではありません。
守備位置が1塁であったり外野であったりと場当たり的な起用をさ
れているような印象があり、このあたりがメジャーで力を発揮でき
なかった要因の一つとして考えられるかもしれません。
DeNAがマット・マクブライドを安定してある程度我慢した起用を
する事ができればいい成績を残せるのかもしれません。
新聞の記事ではマット・マクブライド捕手とでていますが、メジャー
では捕手での出場はなく、1塁と外野3ポジションでの出場となってい
ます。おそらくDeNAでも捕手として獲得したわけではなく、主に1塁
での起用となるのでしょう。守備に関しては出場記録が少ないので評
価が難しいのですが、アルティメット・ゾーン・レーティング(同リー
グでの同じ守備位置の平均的な選手が守る場合に比べ、守備でどれだ
けの失点を防いだか)を見ると、レフト以外はマイナスとなっていて
特別に守備に期待する要因は見当たりません。
ロマックの不振により打撃を期待して獲得する事になったのですが、
緊急での補強だけにあせらず起用する事ができればいい成績を残して
くれるのではないでしょうか?
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