中日がジョーダン・ノルベルトを獲得。過去の投手成績は?
中日ドラゴンズがジョーダン・ノルベルト投手を獲得しました。
ジョーダン・ノルベルト投手はドミニカ出身で1986年12月8日
生まれの28歳。左投げ左打ちでアメリカでは主に中継ぎを務めて
いました。
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ジョーダン・ノルベルトのアメリカ時代の成績は?
ジョーダン・ノルベルトはマイナー時代にどれだけの成績を
残していたのでしょうか?
ジョーダン・ノルベルトは19歳の時にルーキーリーグからキャリア
をスタートさせていて、23歳の若さでアリゾナ・ダイヤモンドバッ
クスに昇格しています。
その後は2012年までオークランド・アスレチックスでメジャー入り
していましたが、2013年以降はメジャー入りがありません。
マイナー時代の成績はどうだったのか?
——– 試合 勝 敗 防御率 奪三振率 与四球率
Rk (1年) 16 3 2 3.08 7.58 4.74
A (2年) 52 11 14 5.29 9.71 4.50
A+ (1年) 29 4 1 1.60 11.8 4.40
AA (1年) 19 0 2 7.88 11.25 6.75
AAA (5年) 105 10 6 4.37 9.94 5.78
計 221 28 25 4.48 9.73 5.00
マイナーでは9年で221試合に登板しています。全体的な印象では奪三振率
は高いものの、与四球率もかなり高いですね。被安打が9イニングあたり8.6
1本なので四球の数を2割でも減らせば、防御率はもっとよくなると思います。
ルーキーだった年から9年経っていますが、それぞれのクラスの成績を見る限
りでは、全体的な傾向はデビューから9年経っても変わっていないようです。
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では、メジャーでの成績は?
——– 試合 勝 敗 防御率 奪三振率 与四球率
MLB 78 4 3 3.99 7.41 5.81
メジャー3年間での成績ですが、マイナー時代の特徴だった奪三振率が
やや低くなっています。そして与四球率はさらに悪化して5.81となって
います。やはりAAAとメジャーとの差を感じる成績になっています。
もちろん、AAA時代も与四球率は悪いのですが、ジョーダン・ノルベルト
の特徴ともいえる三振が奪えないというのはやはり厳しいです。
防御率は3.99となっており、マイナー時代と比較するとまあいい数字なの
ですが、被安打が9イニングあたり6.95本とマイナー時代よりもいい数字
を残しているのですが・・・理由はなんとも言えませんがおそらく飛んだ打
球がたまたま野手に近いところに飛んだか、守備範囲の広いチームに助けら
れたのかもしれません。
ただし、メジャー最後の年が39試合の登板で防御率2.77となっており、以前
の2年間のメジャーでの防御率が2010年が5.85、2011年が8.10という事を
考えると2012年の防御率2.77という数字はある程度は実力とも取れなくはあ
りません。
その後、メジャーに昇格できなかったのは、ケガもあったり薬物違反でペナル
ティを受けたりがあったので、もし2012年の実力を本物と考えた場合、その
実力を中日で取り戻すことができるのかが問題になってきます。中日としては
やはり奪三振率の高さを評価して獲得したのでしょう。
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