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朝霞市で行方不明だった女子生徒が中学卒業。留年の理由や条件は?

      2016/09/14

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埼玉県朝霞市で2014年3月に行方不明になった当時中学1年の女子生徒に

ついて、朝霞市教育委員会は女子生徒の要望により、中学卒業が決まった

と発表しました。

 

被害者の中学卒業は成立するのか?

今回被害者は中学生という事ですが、今回の卒業について果たして「卒業」

は成立しているのでしょうか?

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よく、事件の被害者や犠牲者などが学生だった場合卒業証書が与えられる事と

なり、これらのケースの場合は卒業が認められているのですが、被害者は生存

が確認されているものの、2年間学校に行っていなかった事で学力等に不安が

あり、卒業という判断について賛否がありそうです。

 

この場合ですが、朝霞市教育委員会によると、中学卒業の可否は校長が裁量で

決めることができるそうで、今回の卒業決定は女子生徒側から卒業したいとい

う意向があったので、卒業認定を決めたというのです。

 

では、女子生徒側が卒業ではなく留年を選択した場合は留年となるのか?

留年は正式名称として「原級留置」といい、学生が何らかの理由により進級せずに

で同じ学年を繰り返して履修することをいいます。留年の要件として、

1、成績不良

2、不登校や謹慎や停学なの理由から、出席日数が不足している

3、遅刻が多い、授業中に寝ている、課題のレポート等の未提出

4、病気やけがによる長期の入院

5、休学

6、本人の希望

というのが主な理由となりますが、監禁など事件を理由とした出席日数の不足は

留年の要件としては含まれておらず、この事と併せて女子生徒本人からの希望も

含めて卒業と言う流れになったのでしょう。

 

ただし、留年という処置は高校において実施されているものの、義務教育である

小・中学校ではほとんど留年は行われていない現状があります。進級制度として

試験がある小・中学校の場合はある程度の留年処置をするところもあります。

 

これらの事を考えると、仮に今回の女子生徒は留年を希望してもおそらくは通

らなかった可能性が高いでしょう。

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強制進級で裁判になったケースも。

1993年に神戸の小学校で保護者が子供の留年を求めたものの、学校側が認めずに進級

させたために裁判となりました。

 

1993年8月30日に神戸地方裁判所は両親の訴えを退け、学校側勝訴の判決を言い渡し

ました。判決理由として、

 

1、年齢により、体力や精神面で大きな差があり社会的な違和感に耐える意味においれ

著しく不利益を被る

 

2、小学校の段階において年齢により、精神年齢・運動能力の発達の差が大きいので、

それぞれの年齢別の教育が適切である

 

というのが理由でした。この点については、年齢主義による教育の問題点が一部で指

摘されています。

 

あと、「ハイスクール奇面組」というアニメにおいては、主人公のグループが2~3回

の留年を経験しているのですが、この理由は「高校に落ちたため」というもので、本来

はこのような理由で留年する事はありえません。

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