ベストプレープロ野球ポジション別能力値データ検証。1塁手編。
2020/08/19
今回も検証企画として「ベストプレープロ野球」の守備別能力を見
ていきたいと思います。検証するソフトは「ベストプレープロ野
球’00」で、2回目となる今回は「1塁手」を見ていきます。
検証の仕方と方法。
それぞれのポジションでの守備能力をチーム別に「S・A・B・C・
D・E」に分けてリーグ戦を行ないそれぞれのランクでどれだけの
差がつくのかを見ていくのです。
例えば捕手だったら捕手の能力値のみをそれぞれチーム別に「S・A
・B・C・D・E」と6チーム分に分けてリーグ戦を戦わせます。そし
てシーズン終了時にどれだけの差がついているのかを見ます。能力
値を変えるのはそれぞれの守備1ポジションのみで、それ以外の能力
値は全部均等にします。実はこれはもう結論がある程度出てはいるの
ですが、今回はチーム成績の視点で見ていきたいと思います。
変える能力値は「守備1ポジションのみ」で残りの投打の能力値及
び投打のタイプはすべて均等にしてあります。あと、バッターボックス
と投手の利き腕は左右で均等にしております。
とこのように検証するポジション以外はすべて均等にいたしております。
あと監督の采配データは全部中心にしており、延長は18回まででD
Hは採用しておりません。試合はすべて東京ドームで行われるよう
に設定しております。10シーズン(135試合制)戦ってみてそれぞ
れのポジションの能力値の違いがどれだけの違いを生み出すのでし
ょうか?
今回は「1塁手」について検証してみます。果たして1塁手の能力値の
みを「S・A・B・C・D・E」にした場合どのような結果が待ち受け
ているのでしょうか?
他のポジションを参照する場合は、
捕手は→こちら
2塁手は→こちら
3塁手は→こちら
遊撃手は→こちら
1塁手の能力値のみを変えて10シーズン戦ってみた結果。
1塁手の能力値を変えた結果どのような差が出たのでしょうか?
S 1350試合 769勝 580敗 1分 .570 1位5回 2位2回 3位3回 4位0回 5位0回 6位0回
A 1350試合 729勝 620敗 1分 .540 1位3回 2位3回 3位4回 4位0回 5位0回 6位0回
B 1350試合 668勝 681敗 1分 .495 1位1回 2位2回 3位2回 4位2回 5位2回 6位1回
C 1350試合 661勝 688敗 0分 .490 1位1回 2位1回 3位0回 4位4回 5位2回 6位2回
D 1350試合 631勝 721敗 1分 .467 1位0回 2位2回 3位1回 4位1回 5位4回 6位2回
E 1350試合 589勝 760敗 1分 .436 1位0回 2位0回 3位1回 4位2回 5位2回 6位5回
となりました。
1塁手はどちらかと言えば強打者やベテラン、もしくは足に古傷を抱
えたりする選手が守る事が多いポジションで守備の比率で言えばそれ
ほど高いものではないのかもしれません。
しかし、現実的にはキャッチングであったりバント処理やピッチャー
がピンチに陥った際の声掛けなどいろいろな動きをする事が多いポジ
ションで決して軽く見る事はできない位置ではあります。
しかし、ベストプレーにおける1塁手の役割はそれほど多くはありませ
ん。キャッチングでのエラーはないですし(もしかしたら他のバージョ
ンではあるかも)バント処理も見ている限りではそれほど複雑な動きは
していませんし、声掛けはもちろんしていません。
しかしながら能力別で見ると「S・A」「B・C」「D・E」の3つの分類で
分かりやすい差が出ています。ベストプレーにおいて選手のメインポジ
ションがEという事はほとんどないのですが、少なくとも1塁手に「D・
E」はできるだけ避けた方がいいのでしょう。そういや、名遊撃手・
名3塁手とは聞きますが、名1塁手とは聞いたことがないですね・・・。