清原和博の野球人生をベストプレープロ野球で振り返る。その3
2020/08/19
これまでは、ファミコン版のベストプレーで清原の活躍を見て来ました
が今回はファミコン版ではなく、PC-98版で清原の活躍を見ていきたい
と思います。
PC-98版なんですが、タイトルは「ベストプレーベースボール」なんで
すよね。プロ野球をなぜベースボールとしたのかは不明ですが、このソ
フトは1991年に発売で正確な日付はわからないのですが、おそらくは4
月頃だと記憶しております。
前年度のデータを参考にしているのですが、90年の成績プラスドラフト
終了後の選手データを採用している物と思われます。
1990年は前年優勝を逃した西武がオープン戦優勝、リーグ戦を独走で
優勝、日本シリーズでは巨人に4連勝と前年の屈辱を完璧なまでに払拭
させました。この話は前回もしたのですが、ファミコン版の「ベストプ
レープロ野球’90」とPC-98版の「ベストプレーベースボール」は発売
時期が半年ほどベストプレーベースボールの方が遅いだけなので、ベス
トプレープロ野球’90とのデータの差は90年のドラフト指名選手のデー
タの追加を除いてほぼ無いものと思われます。
よろしければ、
も参考にしてください。
あと別の話で、データ検証として(清原のではなく)ポジション別
の能力も試してみたりしていますので参照する場合は、
捕手は→こちら
1塁手は→こちら
2塁手は→こちら
3塁手は→こちら
遊撃手は→こちら
となっております。
それでは、1990年のデータで清原の活躍を見ていきたいと思います。
PC-98版「ベストプレープレーベースボール」で検証。
まず清原のデータですが、
このようになっています。これはファミコン版の90と変わっておりま
せん。ファミコン版が初めて出て以降、ほぼ3年間清原への評価は不動
のものとなっています。
そしてシーズンを開始しました。
前半が終了しました。この時期のベストプレーをしますと、たいていこ
んな感じで西武が独走してしまいます。前回の検証の時は近鉄が6ゲー
ム近くリードしていて、最後の最後で西武が逆転優勝したのですが、そ
れ以外のプレーではたいていこんな風に西武が独走しています。
勝率を見てもらえるとわかると思いますが、2位のオリックスは決して
勝率が低いわけではなく、西武が強すぎる結果2位や3位が弱く見えて
しまっているのです。ただ、西武は2位オリックスに8勝3敗、3位近鉄
に9勝3敗と圧倒しているので、このあたりはいいわけがきかないので
すが。
で、清原の前半戦の成績なのですが、
打率1位で.347は文句のつけようがないのですが、本塁打11本は物足
りないでしょうか?
前半65試合で11本は少なすぎる感じがします。しかし、打点は52打点
とクラッチヒッターとしてチームに大きく貢献しています。
そして出塁率も1位で、四球も多く長打にこだわらずチームバッティン
グに徹していると見た方がいいのかもしれません。巨人時代では考えら
れない清原の存在感の大きさを感じます。
そしてシーズンが終了しました。結果は・・・。
西武が勝率.705というえげつない勝率で優勝しました。3位オリック
スに22勝3敗1分というのが目を惹きます。ロッテは全球団に大きく
負け越し90敗以上を喫しました。4,5年前のベイスターズを思い起こ
しますが、こちらは130試合制なのでより深刻な状況です。
では、清原の最終成績はどうだったでしょうか?
清原は見事首位打者を獲得しました。本塁打は30本には達しなかっ
たもの、打点も106打点と大きくチームに貢献しました。現実の19
90年の清原の成績はどうだったのでしょうか?
打率 .307
本塁打 37
打点 94
四球 105
三振 85
前回も書きましたが、生涯で最高のシーズンだったと思います。1989
年の雪辱を見事に果たしました。
おまけ。
セ・リーグの順位表ですが、阪神は得点が失点よりも上回ってい
ながら最下位というネタを仕込んでくれました。
現実では1998年の千葉ロッテと(得点581失点563)1994年の横
浜ベイスターズ(得点543失点535)と2チームが得点が上回りなが
ら最下位を経験していて、当時の監督は2チームとも近藤昭仁氏で
した。
次回は(次があったとしたら)ベストプレープロ野球’00スペシャル
で検証したいと思います。
お詫び。
検証企画その2にて、「ベストプレープロ野球スペシャルで検証した
いと思います。」と書きましたが急遽予定を変更した事をお詫びいた
します。