朝食抜きのメリットとデメリットは。朝食抜きの子どもが増加。
名古屋大学がこれまで定説とされていた「朝食を抜くと太る」という
説を実証した形となったのですが、子供達にも同じような影響が出て
くるのでしょうか?
朝食を抜くと体重が増加する理由。
先日名古屋大学が朝食を抜くと体重が増えるメカニズムを発見したと
いうのですが、このメカニズムについて「肝臓の時計遺伝子」「脂質
代謝」「体温のリズム」等に異常をきたすとしていて、その結果をネ
ズミを使った実験で立証したとしているのです。
広告まず同じカロリーの高脂肪食を朝から食べさせる群と、4時間遅
らせてから食べさせる群で比較が行われた。やはり経験知の通り、
朝食を食べないラットにおいては体重の増加がみられた。問題は
このとき、肝臓の時計遺伝子や脂質合成系の遺伝子発現リズムも
4時間遅れていたことである。また、体温も、朝食を食べ始めるま
で上がらなかった。
以上。財経新聞ソース。
体重の増加はすべてに因果があるわけではないにしろ、朝食を抜いた
結果体重が増えるのであれば、肥満やメタボリックシンドロームや2
型糖尿病の原因となる事が考えられ、健康そのものが損なわれてしま
うというのです。
「時計遺伝子」や「遺伝子発現リズム」に関しても、朝食をとる場合
は体全体の代謝が時間的に朝早くから高まるので、同じカロリー分の
食事をする場合は朝起きてすぐに食事をした方いいという結論になる
としています。
もちろん生き物すべてに適用されるわけではないのでしょうが、自身
の体と相談して判断するのが良いかと考えます。
広告朝食を抜く子供が増加傾向に。
朝食を抜くと肥満になるという話ですが、ここ最近は朝食を抜く子供
の数は増えているという調査結果が出ています。
朝食を食べない事を「朝食欠食」というのですが、全国学力・学習状
況調査によれば2018年度の子供の欠食率は5.5%と2017年度比べ0.9
ポイント増えており、2015年度との比較ではと1.1ポイント悪化とい
う結果になっているというのです。
朝食を「毎日食べる」は84・8%。「全く食べていない」が1・4
%、「あまり食べていない」が4・1%で、「どちらかといえば食
べる」が9・7%。15%超の小学生が、朝食を毎日食べる習慣が身
に付いていない。
以上。日本農薬新聞ソース。
朝食欠食の理由として、3~5割が「食欲や時間がない」としている他1
割に至っては「そもそも朝食が用意されていない」という朝食をとる事
が前提となっていない家庭もあるようで、児童の問題のみならず過程そ
のものの環境もあるようです。
今後子供らの朝食欠食が肥満とどう結びついていくのかは何とも言えま
せんが、先の名古屋大学のような結果が子供達にも起きてくるのでしょ
うか?だとすると朝食抜きにメリットはないという事になります。
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